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〒370-2462 群馬県富岡市下丹生1568−1

見どころ永隣寺の内外の見どころ、地域の見どころなどをご紹介します。

木喰仏 (もくじきぶつ)
 
 
 この仏像は木喰明満(みょうまん)の作である。
 明満仙人、五行上人ともいう。享保3年(1718)に今の山梨県に生まれ、伊藤六兵衛といい14歳で江戸に出ていろいろの職業についた。
 22歳の時、真言宗の高僧の弟子となり仏門に入った。その後45歳の時茨城県の観海上人から木喰戒を受けた。木喰戒とは、火を使って調理したものや、肉、魚は食べず、木の実や草の実などを常食するという、厳しい戒律を受けることである。
 安永2年(1772)56歳の時、千体の仏像彫刻の大願をたて、北海道から佐渡、南は九州まで、37年間かかって全国をまわり、文化6年(1810)93歳で亡くなるまで仏像を刻み続けた。
 群馬県には5回巡行しており、安永2年には高崎〜妙義山〜貫前神社に詣っているのでその折の作か、享和2年、子持村双林寺の聖観音を刻んだ折の作と思われる。上人85歳(1802)のころの作であろうと言われている。
 木喰上人は、仏像の他に、日記帳、軸物、神社の額、歌集なども残している。
 正面はノミで丸みを帯びた仕上げ、背面は平ら、側面の縁は丸みをつけた木喰独特の一木彫りで、岩座に倚座した姿勢で両足は膝から下を露出しています。光背は木喰仏独特の円光背、背面は中心部、周囲に五字の梵字のほか多くの墨書のあとがあるが、何れも判読困難である。また頭、顔からその下にかけて雨漏りで腐蝕ていて尊名不詳であるが、像形から役行者のようである。
クタベ
永隣寺本堂の天井画に描かれた疫病退散の霊獣『クタベ』
 
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Shojusan Eirinji

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